税理士 吉田宏次のブログ
TSUTSUGO
9月に入り、クライマックスシリーズに向け、我が巨人軍とデッドヒートのDNAベイスターズ。
敵に塩を送るというわけではありませんが、ベイスターズフアンへのプレゼント。

TT

ビルに映った筒香選手風の心霊写真ではありません。

我が家は最寄駅から、およそ100段近くの階段を上がった後に、急こう配の心臓破りの坂で、毎日が自主トレ。
文字通り心臓破りにならぬよう、真夏は2駅前で途中下車し、バスにて帰宅。
ふとある時、桜木町駅から馬車道方面に向かうバスの車窓より、“筒香”が出現。(京浜東北線内からでも見えます。)

塗装代もそれなりの金額でしょうし、資産価値を高める?ということで、税務処理としては、名目“筒香”でいったん資産計上か?

万が一将来他球団に移籍したら?
大リーグ移籍であれば、ユニフオームチェンジもあるでしょうが、FAでジャイアンツにでも移籍してしまったら、恐らくはベイスターズフアンのビルオーナーも失望し、“筒香”は消滅か?

その時は、資産計上された“筒香”の残存価格を除却損計上し、原状回復のための塗装代は修繕費。

以上、“筒香”で学ぶ外壁塗装の税務処理。
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徴収強化?
税務調査と言えば、9~12月が最盛期。

一昔前は、お盆前に連絡があり、お盆明けから調査というスケジュールでしたが、早まって、7月の税務職員の異動後、調査の打診連絡というスケジュールが定着。

と思っていたら、今年は異動前の6月中に調査の打診連絡あり。
どうして〜こんなに〜早いのかな〜🎵
とT議員風に思わず、口ずさんでしまいましたが。

一つは、7月末。もう一つは、諸々あり、9月初旬。

後者は、地方なので、日帰りできないという事情を考慮し、早めに連絡をくれたのかもしれませんが、まさか異動内定を基に仮予約のようなことをしてくるとは、何とも気合が入っています。

一方、年金・保険についてもお客さま宛に年金機構から問い合わせが来ているとのこと。

年々、税金、年金につき徴収強化の傾向を感じます。
都合の悪い真実
先日、同業者のセミナーに参加しました。

講師は、たまたま、私が20年程前に在籍した資産税専門事務所の出身。
出身校も同じで、年も近く、何となく親近感がわきましたが、相続税対策の事例につき、何点か挙げ、問題点を鋭く指摘。

その1つが、銀行が好んで提案する持株会社設立。

会社オーナーが、持株会社(後継者が株主のパターン)に株を売却。
銀行は、株の買取資金として、持ち株会社に融資。

オーナーとしては、株がキャッシュ(将来の相続納税資金)に変化。
銀行は、持株会社への融資、オーナーに渡った資金の運用などでビジネスが広がる。
銀行にとって、世に言う、一粒で二度美味しい提案。
両者Win-Winな案に見えますが…

相続が発生すれば、株は財産評価基本通達に基づく相続税評価。
では、オーナーが会社へ売却する際、この相続税評価でOK?
いえいえ、税務上問題ない株価は、所得税法、法人税法上の株価。
この所得・法人税法上の株価は、相続税評価に準じたものですが、不動産を路線価でなく、時価で評価する等の相違点があり、所得・法人税法上の株価>相続税法上の株価となることも多々。

この評価方法の違いにより、相続税評価1億の株が、持株会社への売却により、2億のキャッシュに化けるなんてこともあり得るでしょう。
オーナーとしては、キャッシュ増=相続税増。
一方、持株会社は、配当で借入れを返すことになりますが、配当がストップしたら?
また、オーナー株の売却益に対しては、2割の所得税・住民税。

そうした、諸々を考えると持株会社なんて作らなければ・・・というケースもあります。

こうした銀行の提案書の最後には「詳細は、税理士にご相談ください。」のコメント。

講師曰く「提案型営業においては、基本的に嘘は言わず、真実しかいわない。しかし、その真実は、提案書にとって都合の良い真実のみで、都合の悪い真実はあえて言わない。」

確かに、おっしゃるとおり。

我々税理士の使命は、都合の悪い真実も伝えた上で、お客様に選択いただくこと。

そこを怠ると裁判官により、税理士としての死刑宣告を受けることになる。






ふるさと納税の落とし穴
世の中、おいしい話はありません、ふるさと納税を除いては。

ふるさと納税=“おいしい話”と捉えるのは、さもしい考え方かもしれませんが、そのふるさと納税の落とし穴、以下、ご注意下さい。

(1)上限を超えての寄付

総務省のHPなどに年収・家族構成別で、全額控除される寄付額の一覧表が掲載されていますが、あくまで目安。
住宅ローン控除を適用している場合など諸控除で、上限額が変わってきます。
上限を超えた寄付は、税額控除されない、純粋な寄付となりますのでご注意を。

(2)返礼品は一時所得

ふるさと納税による返礼品は、一時所得になります。
国税庁のHPにもQAでしっかりと出ております。

一時所得には、50万円の控除があり、通常であれば、課税対象になることはないでしょう。
しかし、一時所得に含まれるものに保険の満期があります。

(保険収入-掛金)+返礼品>50万円であれば、50万円超の額の1/2が課税対象になります。

社内研修で話題となりましたが、

返礼品は、寄付額の3割という前提で、経済的利益を計算するのか?

実際、国税より指摘を受けたという話は、未だ私の耳に入っておりませんが、指摘を受ければ、修正せざるを得ない。

保険の満期がある方は、ご注意を!
ふるさと納税
TV番組でふるさと納税コンサルタントいう肩書の方が出演しておりました。
言ったもの勝ちだなあと思わず苦笑。

私の名刺に肩書を追加することは、考えておりませんが、中野区のふるさと納税をご紹介します。



送られてきた3本のウイスキーの製造元は、山梨の(株)サンフーズという会社。
山梨県の地ビールならぬ地ウイスキーです。
味は、バーボン、スコッチよりもアイリッシュに近い。
飲みかけの中央のウイスキーは、サントリーが一昨年発売した“知多”に似た味です。

私としては、この返礼品に満足し、毎晩飲んでおります。

とかく、返礼品が気になるふるさと納税ですが、寄付者から返礼品不要の申し出の多い広島県の町が番組で紹介されておりました。

寄附金の使途は、犬の殺処分0を目指すNPOの運転資金。
目的の賛同者が、返礼品不要で寄付してくるとのこと。
これこそ、ふるさと納税のあるべき姿なのかもしれません。

返礼品で喜んでいる自分が恥ずかしくなりました。