税理士 吉田宏次のブログ
『反ポピュリズム論』(渡邊恒雄著)
通称“ナベツネ”の近著です。

冒頭にて「自分はもういい歳なのでこれが最後の著作になる、最後に言っておきたいテーマ、それがポピュリズム。」

ポピュリズムと言って思い浮かぶのが、最近では橋下旋風ですが、少し前に舌戦を繰り広げた橋下市長についても言及しております。

橋下市長を否定しているわけではない。
掲げた政策につき良い政策もあるが、?という政策もある。
どちらかというと橋下市長自身に矛先を向けるというよりも、ブームに食いついてしまう大衆に警鐘をならしており、イメージとは違い、割と冷静な筆致で書かれています。

今はVS橋下よりVS清武の方が優先度は高いのか?

ところで、ポピュリズムとは対極の人だなあと思うのが、現総理。
前総理がポピュリズムを追って空回りしただけに、現総理の淡々としたした姿勢はいっそう際立ちます。

野田政権につき近著『人間の叡智』の中で佐藤優が評価していたり、アメリカのどこかの外資系金融機関も野田政権を評価しており、密かな高評価が散見されます。

消費税増税の是非は別にして、あの消費税増税に向けての執念には恐れ入ります。
消費税増税に固執し、小沢グループとも袂を別つ。
小沢新党も消費税増税反対を旗に掲げたが、よくよく聞いてみると増税反対ではない。
今この時期に消費税増税をとりあげるのは反対、つまりタイミングの問題だけ。
ただでさえ支持率が落ちている民主党。
ここで、消費税増税を掲げたら、選挙は厳しいとの判断も当然政治家としてはあるでしょう。
新党名を“国民の生活が第一”と掲げても、掲げた旗の裏側に“権力闘争が第一”という影が旗の裏に見えてしまうので、新党支持率も15%ぐらいにとどまっているのでしょうか?

話は戻ってポピュリズム。

ポピュリズムを煽るのはマスコミです。
マスコミ各社が揃って一方向に傾きかけた時、その時こそ気をつけなければならない。
流されないためには、ひとまず流れと反対の姿勢を一度とって冷静に眺めてみる。

ポピュリズムに流されないよう気をつけねばならない、そんなことを気づかせてくれた一冊でした。





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