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税理士 吉田宏次のブログ
深谷義治

昨日、終戦記念日を迎えましたが、本作は8月15日の終戦後も帰還せず、中国にてスパイ活動を続けた憲兵・深谷義治の手記。

毛沢東の文化大革命時に、スパイ容疑で上海第一看守所に拘束。
日中国交正常化により恩赦されるまで、獄中生活20年4ヵ月。
拷問により、身も心もボロボロになり、中国で結婚した妻や子供も反革命分子の家族として苦しみ続けるも、日本の名誉のため戦後のスパイ活動を否定し続けた男の話です。

具体的に中国でどのような諜報あるいは工作活動をしていたかに関しては、一切触れず、(本人は否定し続けたので)また、拷問についても多くは語られておりませんが、唯一、書かれていたのは、歯を一本一本麻酔抜きで抜かれたということ・・・。
強靭な精神力には頭の下がる思いです。

ところで、メディア等であまり大きく取り上げられることがありませんでしたが、時は現在。
スパイ容疑で拘束中の地質調査会社社員が解放とのニュース。

中国企業の依頼で現地入りし、許可を得た温泉の地質調査を行ったところ、スパイ容疑で拘束。

2014年制定の反スパイ法以降、最高800万円とも言われる高額懸賞金目当ての通報による誤認逮捕も多いようですが、政治のカードとして有効な日本人は格好のターゲットなのかもしれません。

解放された地質調査会社の社員は、幸い拷問は受けなかったようですが、何故に約4カ月もの間、政府もマスコミも声を大にしなかったのか!

中国でビジネスを立ち上げるにあたっての市場調査は経済スパイ、写真撮影も場所によってはスパイ行為とみなされる可能性があります。

まさか自分が!とならぬよう、中国に行かれる方はご注意を。